認定理学療法士の取り方【2026年最新】受験要件・21分野・更新条件を解説
「認定理学療法士を取りたいけど、何から始めればいいの?」——僕自身、現在介護予防分野の認定理学療法士取得に向けて勉強中です。この記事では、実際に取得を目指しているPTの視点から、受験要件・試験の流れ・更新条件まで、最新情報をわかりやすくまとめます。
認定理学療法士とは?
認定理学療法士は、公益社団法人 日本理学療法士協会が認定する資格です。特定の専門分野において高い知識・技術を持つPTであることを証明します。2022年の制度改定で現在の形になり、21の専門分野から取得したい分野を選んで申請します。
認定理学療法士の21分野一覧
神経系(4分野)
- 脳卒中
- 神経筋障害
- 脊髄損傷
- 発達障害
運動器系(5分野)
- 運動器
- 切断
- スポーツ理学療法
- 徒手理学療法
- 補装具
内部障害系(3分野)
- 循環
- 呼吸
- 代謝
生活環境支援系(3分野)
- 地域理学療法
- 健康増進・参加
- 介護予防
物理療法・その他(3分野)
- 物理療法
- 褥瘡・創傷ケア
- 疼痛管理
教育・管理系(3分野)
- 臨床教育
- 管理・運営
- 学校教育
回復期PTには運動器・脳卒中・介護予防を選ぶ方が多い印象です。僕は介護予防分野で取得を目指しています。
認定理学療法士の取得要件
前提条件:登録理学療法士の取得
認定理学療法士を申請するには、まず「登録理学療法士」を取得していることが必須です。登録理学療法士は協会の生涯学習制度における基礎資格で、新人教育プログラムの修了が必要です。まだ持っていない方はそちらから先に進めましょう。
新規申請に必要な4つのステップ
- ① 指定研修カリキュラム(共通研修)受講:eラーニングで12コマ(約18時間)受講
- ② 臨床認定カリキュラム受講:協会指定の教育機関で必須科目15コマ+選択科目5コマ以上(計20コマ以上)受講
- ③ 日本理学療法学術研修大会への参加:毎年5月頃に開催される大会への全日程参加が申請要件のひとつ
- ④ 認定試験に合格:五者択一のマークシート形式(全国各地で実施)。2026年度の試験日は2026年12月6日(日)
臨床認定カリキュラムは全国の教育機関で受講できますが、開催地・日程が限られているため早めの確認が必要です。協会公式サイトの「認定理学療法士臨床認定カリキュラム教育機関」ページから確認できます。
認定理学療法士の更新条件(5年ごと)
- 学術活動:学術雑誌への論文投稿(筆頭著者)、またはブロック・都道府県学会での発表(筆頭演者)のいずれか
- ポイント取得:5年間で100ポイント以上
- 更新研修の受講:eラーニングで共通研修4コマ+分野別研修1コマ(計5コマ)
2027年4月から更新要件が緩和予定
協会は更新要件の見直しを進めており、2027年4月からは論文投稿・学会発表が「必須」ではなくなる予定です。研修受講のポイント積み上げで更新できる仕組みに変わる見込みで、子育て中や忙しい時期でも継続しやすくなります。制度変更の詳細は協会公式サイトで随時確認してください。
認定理学療法士を取るメリット
- 専門性の証明:「この分野で勉強している」という客観的な根拠になる
- 資格手当:職場によっては月1〜2万円の手当がつくことがある
- 転職時に有利:「認定PT歓迎」と書かれている求人も増えている
- 自信につながる:体系的に勉強を続けたことが、臨床の自信になる
まとめ:まずは登録理学療法士から着実に
認定理学療法士の取得ステップを整理するとこうなります。
- 登録理学療法士を取得(必須前提)
- eラーニング受講 → 臨床認定カリキュラム受講 → 学術大会参加 → 試験合格
- 取得後は5年ごとの更新(2027年から要件緩和予定)
僕自身、介護予防分野で取得を目指しながら勉強を続けています。「何から始めたらいいかわからない」という方は、まず協会の生涯学習ページで自分の学習ポイントを確認することからはじめてみてください。一緒に少しずつ進んでいきましょう。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。制度は変更される場合があるため、日本理学療法士協会公式サイトで最新情報をご確認ください。

