理学療法士がブログ副業を始める手順
理学療法士として働きながら、「ブログで副業を始めたい」と思っている方に向けて書きます。
私自身が回復期リハビリ病院に勤務しながら、ブログ副業を始めた経験をもとにまとめています。
「完璧に準備してから始める」ではなく、「まず動いてから整える」という流れで話します。
なぜ理学療法士にブログ副業が向いているのか
ブログ副業を始める前に、まず「なぜPTがブログに向いているのか」を整理しておきます。
モチベーションの土台になるので、ここは重要です。
専門知識という「書くネタ」がある
理学療法士は日常的に「専門知識を持ちながら、一般の患者さんに分かりやすく説明する」という仕事をしています。
これは、ブログを書くときに直接活きるスキルです。
- 「腰痛の原因と自分でできるケア」
- 「脳卒中後のリハビリで患者さんが困ること」
- 「理学療法士1年目が最初に壁にぶつかること」
- 「回復期病院での仕事のリアル」
こういった内容は、一般の人には書けません。
PTである自分だからこそ書ける記事があります。
読者の悩みに共感できる
患者さんの不安や悩みに日々向き合っているPTは、「読者が何で困っているか」を想像することが得意です。
ブログで読まれる記事の多くは「検索した人の悩みに答えている記事」なので、この感覚は武器になります。
副業の選択肢として継続しやすい
ブログは、在宅でできる・夜中でも作業できる・休日だけでも続けられる——という特性があります。
不規則なシフトや夜勤が多い医療職にとって、時間の融通がきく副業という点でも相性がいいです。
ブログを始める前に決めること
手を動かす前に、最低限この3つを決めておくことをおすすめします。
① 誰に向けて書くか(読者を決める)
「誰に向けて書くか」を決めないと、記事の方向がバラバラになります。
例えば:
- 「理学療法士を目指している学生」
- 「PT1〜3年目の新人」
- 「副業に興味があるPT・OT・ST」
- 「腰痛・膝痛で悩んでいる一般の方」
どの読者に向けてブログを作るのかを最初に決めると、記事選びが楽になります。
② 何について書くか(テーマを決める)
テーマは「自分が書けること」と「読者が知りたいこと」の重なる部分を探します。
PTがブログで扱いやすいテーマ例:
- PT・OT・STの勉強法・キャリア
- 医療職の副業・働き方
- リハビリや健康に関する情報(一般向け)
- 回復期・急性期・生活期などの職場リアル
最初から1つのテーマに絞らなくても大丈夫ですが、書きながらだんだんと「自分の軸」が見えてきます。
③ 匿名か実名か(発信スタンスを決める)
医療職の場合、職場の規定や個人情報の扱いに注意が必要です。
私は匿名(ぽん)で書いています。
患者さんの情報が特定されないよう細心の注意を払いながら発信することを基本にしています。
「誰が書いているか」より「何を書いているか」の方が大事なので、匿名でも十分に信頼は得られます。
ブログを始める具体的な手順
決めることが整ったら、実際に始めます。
以下の手順で進めると、最短で「最初の記事を公開する」ところまで行けます。
STEP 1:WordPressの開設
ブログ副業で収益を得るなら、WordPressが基本です。
無料ブログ(アメブロ・はてなブログ等)でも書けますが、アフィリエイト広告の制限があるため副業向きではありません。
必要なもの:
- レンタルサーバー(ConoHa WING・エックスサーバーなど)
- 独自ドメイン(〇〇.comなど)
- WordPressのテーマ(デザインのテンプレート)
費用の目安:月1,000〜1,500円程度(サーバー代+ドメイン代)
セットアップ自体は1〜2時間あれば完了します。
STEP 2:プロフィールページを作る
最初に書くべきページは記事ではなく、「自分が何者か」を伝えるプロフィールです。
PTとしてどんな経験があるか、なぜこのブログを書いているのか——これを書いておくと、読者に安心感を与えられます。
STEP 3:最初の10記事を書く
プロフィールができたら、記事を書き始めます。
最初の目標は「まず10記事を公開する」です。
最初の10記事は、クオリティよりも「書き続けること」に意味があります。
書くたびに書き方が分かってきて、記事の質が上がっていきます。
STEP 4:Googleサーチコンソールに登録する
5〜10記事を書いたタイミングで、Googleサーチコンソールに登録します。
どのキーワードでブログが検索されているかを無料で確認できるツールです。
登録しても最初は何も表示されませんが、3ヶ月ほど経つとデータが集まってきます。
そのデータを見ながら、次に書く記事を選んでいきます。
最初の10記事で意識すること
最初の10記事でSEOを気にしすぎる必要はありません。
それより大事なのは、「読者に届く記事を書く練習」です。
「誰かの悩みに答える」という視点で書く
「この記事を読んだ人が、何を知りたくてここに来たのか」を常に意識します。
例えば「PT転職を考えている理由」という記事なら:
- 転職を考えているPTが「自分だけじゃないんだ」と安心できる
- 転職する前にやっておくべきことが分かる
- 読んだあとに次の行動が取れる
こういった「読んで何が変わるか」を意識した記事を書くことが大切です。
1記事1テーマを徹底する
1記事に詰め込みすぎると、読者が途中で迷子になります。
「この記事では○○について答える」とテーマを絞って書くと、読みやすい記事になります。
結論を先に書く
ブログは論文ではありません。
「結局どういうことか」を冒頭に書き、その後に理由や詳細を書く構成が読まれやすいです。
私が最初にやらかした失敗と学び
私がブログを始めた頃にやらかした失敗を、正直に書きます。
これを知っておくと、同じ遠回りをしなくて済むかもしれません。
失敗1:「読者」を意識せず書いていた
最初のうちは「自分が書きたいこと」を書いていました。
日記のような記事、自分の思いを吐き出すような記事——それ自体は悪くないですが、誰かの役に立つかどうかは別の話です。
「読んだ人に何か残るか」という視点を持つようになってから、少しずつアクセスが来るようになりました。
失敗2:SEOを気にしすぎて書けなくなった
「SEOで1位を取らないと意味がない」と思い込んで、難しいキーワードを分析することに時間を使っていた時期があります。
でも実際には、まず記事を20〜30本公開してみないとデータが集まらないので、分析しても仮説が立てられないんですよね。
SEOを学ぶのは大事ですが、「まず書く」の優先順位の方が最初は上です。
失敗3:最初から完璧な記事を書こうとした
1記事を書くのに何時間もかけて、でも公開するのが怖くて下書きのまま溜まっていく——そんな時期がありました。
今思えば、公開してみないと「どんな記事が読まれるか」は分かりません。
80%の出来で公開して、後から修正する方が学びが早いです。
まとめ:まず「書ける環境を作る」ことから
この記事でお伝えしたことをまとめます。
- PTはブログ副業に向いている——専門知識と患者への共感力が武器になる
- 始める前に「読者・テーマ・発信スタンス」の3つを決める
- 手順はWordPress開設→プロフィール作成→最初の10記事
- 最初の記事はSEOより「誰かの役に立つか」を優先する
- 完璧を目指すより、まず公開して修正していく方が早い
私自身、まだブログで大きな収益を上げているわけではありません。
それでも、少しずつコンテンツが積み上がっていく感覚は続けていく動機になっています。
「副業としてブログを本格的に始めたい」「何から手をつければいいか分からない」——そんな理学療法士の方に、この記事が一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

