若手PTが「辞めたい」と感じたときに知ってほしい現場の現実と抜け出し方
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若手PTとして実際に悩みやすいポイントを中心に、役立つと感じた情報を正直にまとめています。
「もう辞めたいかもしれない」
新人理学療法士として働き始めて、ふとそんな言葉が頭に浮かんだことはありませんか?
- 毎日怒られる
- 評価も介入も自信が持てない
- 勉強しているのに成長している気がしない
- 周りの同期はできているように見える
私も回復期リハビリ病院で働き始めて間もないころ、似たような状態になったことがあります。
しんどくて、「このままでいいのかな」と毎晩考えていた時期がありました。
この記事では、若手PTが「辞めたい」と感じたときに何が起きているのか、その原因の整理の仕方、そして私が実際に使って状況が変わり始めたリハノメの活用について書いていきます。
若手PTが「辞めたい」と感じる本当の理由
「辞めたい」と感じるとき、その原因は大きく2種類に分かれます。
① 職場環境の問題
- 指導体制が整っていない
- 人間関係がしんどい
- 業務量が多すぎて余裕がない
- 残業や持ち帰り仕事が多い
② 自分自身の問題(と感じているもの)
- 評価や介入に自信が持てない
- 勉強しているのに成長している気がしない
- 先輩との差が大きすぎて追いつく気がしない
- 「自分はPTに向いていないのかも」と感じる
この2つは混在していることが多いです。
でも対処法は全然違います。
①が原因なら、職場を変えることが有効な選択肢になる。
②が原因なら、自信をつけることで「辞めたい」という気持ちが薄れる可能性が高い。
問題を整理しないまま辞めると、次の職場でも同じ悩みを繰り返すことがあります。
まずはここを切り分けることが大切です。
「できない自分」vs「職場環境」の問題を切り分ける
正直に言うと、若手のうちは「できない自分」と「職場環境の問題」が混在していて、どっちが原因かわかりにくいです。
私自身も最初は「自分が弱いから辞めたいと思うんだ」と思っていました。
でも少し整理していくと、「指導体制への不満」と「自信のなさ」が別々にあることに気づきました。
切り分けるときに役立つ質問があります。
- 「もし今の知識や技術が3倍になったとしたら、今の職場で働き続けられそうか?」
- 「辞めたい気持ちは、毎日続くか、特定の場面(上司に怒られた後など)に強くなるか?」
- 「今の職場の環境が変わったら(指導者が変わる、人間関係が改善するなど)、続けられる気がするか?」
「自信がついたら続けられそう」と思えるなら、もう少し踏みとどまって自分の力をつけることを優先してみる価値があります。
辞める前にやってみてほしいこと
「辞めたい」という気持ちが強くなっているとき、まず確認してほしいのは2つです。
1. ちゃんと休めているか
睡眠不足や休日も仕事のことを考えてしまう状態が続いていると、正直な判断がしにくくなります。
「辞めたい」と強く感じているなら、まず有休を1日取って、本当に休む。
それだけで気持ちが変わることもあります。
2. 「何がしんどいか」を言葉にする
漠然と「しんどい・辞めたい」のままにしておくと、問題がどんどん大きく見えてしまいます。
ノートに「何がつらいか」を書き出してみると、思ったより整理されることがあります。
たとえば「評価が不安」「先輩に怒られるのが怖い」「勉強方法がわからない」など、具体的になると対処できます。
勉強で自信がついたら、職場への見方が変わった
私がリハノメを使い始めたのは、「辞めたいというより、このままではいけない」という焦りを感じていた時期でした。
毎日患者さんに接しているのに、「なぜうまくいかないのか」が言語化できなかった。
先輩に何かを聞くにも、何を聞けばいいのかすらわからない状態でした。
そんなときにリハノメで歩行分析の動画を見て、「観察から仮説、介入へ」という思考の流れを初めてちゃんと理解した感覚がありました。
翌日、同じ患者さんを見ながら「昨日見た視点で考えると、この人の問題ってここかもしれない」と思えた。
その小さな「わかった」の積み重ねが、少しずつ自信になっていきました。
自信がついてきたことで、不思議と職場も少し違って見えてきました。
先輩の言葉の意味がわかるようになって、怒られることへの恐怖が減った。
「何を聞けばいいか」が少しずつわかるようになって、コミュニケーションが楽になった。
「辞めたい」という気持ちの一部は、「できない自分への不安」からきていたんだと気づきました。
リハノメを使い始めたきっかけと、変化
リハノメを選んだ理由は、正直なところ「隙間時間に動画で見られるから」でした。
忙しい毎日の中で、まとまった時間を作って教科書を読む余裕がなかった。
使い始めて気づいたのは、動画の「密度の濃さ」です。
短い動画でも、臨床に直結する内容がコンパクトに詰まっている。
「この患者さんのこの場面、今日の動画と関係している」という気づきが毎日のようにありました。
特に変わったのは、評価とクリニカルリーズニング系のコンテンツを見始めてからです。
「なぜその評価を選ぶか」「情報をどう統合するか」という思考の枠組みが少しずつ育ってきた感覚がありました。
月に数本でも、今の臨床と繋げながら見るだけで、積み重なっていく感覚があります。
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若手PTに「辞めたい」が多い背景にある構造的な問題
理学療法士が「辞めたい」と感じやすい理由には、職種の構造的な特性があると思っています。
まず、PTの仕事は「成長が見えにくい」です。
患者さんが回復するかどうかは、PTの技術だけではなく患者さん自身の状態にも大きく左右されます。
だから「うまくいった・いかなかった」の基準が曖昧で、自分の成長を実感しにくい。
次に、「先輩との差が大きく見えすぎる」問題があります。
臨床経験5〜10年のベテランと、入職1〜2年の若手では、持っている引き出しの量が全然違う。
でも現場では同じように「担当」として患者さんを見なければならない。
その差が「自分はできていない」という感覚を強くします。
そして、「正解がわかりにくい」という問題もあります。
同じ患者さんに対して、先輩Aと先輩Bで言うことが違う、なんていうこともよくある。
どちらを参考にすればいいかわからず、自分の方向性が定まらない。
こうした構造の中にいると、「辞めたい」と感じるのは自然なことでもあります。
問題は「あなたが弱い」のではなく、状況が整理されていないことのほうが大きいです。
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「辞めたい」と感じたときのチェックリスト
まず自分の状態を整理するために、次の問いに「はい/いいえ」で答えてみてください。
- 十分に睡眠が取れているか
- 「辞めたい」という気持ちは、ここ1〜2週間ずっと続いているか
- 特定の場面(怒られた後、残業が続いたときなど)だけに強くなるか
- 職場環境(人間関係・業務量・指導体制)に具体的な問題があるか
- 「自信がついたら続けられそう」と思えるか
「辞めたい気持ちが一時的な疲れからきている」「自信不足が主な原因」という場合は、まず休む・学ぶという方向から動いてみるのがおすすめです。
「職場環境に明確な問題がある」「改善の見込みがない」という場合は、転職を選択肢として真剣に検討することも大切です。
「辞めたい」気持ちが続くとどうなるか
「辞めたい」という気持ちを何ヶ月も抱えたまま働き続けると、少しずつ状態が悪化していくことがあります。
毎日「辞めたい」と思いながら仕事をするのは、心身に負担がかかります。
集中できない、ミスが増える、患者さんへの接し方にも影響が出る。
そしてそれがまた「自分はダメだ」という気持ちにつながる。
この悪循環を断ち切るためには、「気持ちのまま放置する」でも「無理に続ける」でもなく、少し整理して、動くことが大切です。
なぜ「勉強」が「辞めたい気持ち」を和らげることがあるのか
「辞めたい」気持ちの根っこに「自信のなさ」があるとき、勉強で自信がつくと状況が変わることがあります。
これは「勉強すれば全部解決する」という話ではなく、
「できない自分への不安」が薄れることで、見えていなかった選択肢が見えてくるということです。
たとえば私の場合、歩行分析の視点が少し整理されてきた頃から、
「先輩に何を聞けばいいか」が少しずつわかるようになりました。
質問ができるようになると、先輩との関係も変わってきた。
「何もできない自分」という状態でいると、職場のちょっとした出来事(怒られる・評価される)がすべてネガティブに見えやすくなります。
でも「少しわかってきた」という感覚が出てくると、同じ出来事の受け取り方が変わる。
これが「勉強で自信をつけることが、辞めたい気持ちを和らげる」という体験の中身だと思っています。
リハノメの「学び方」が合っている理由
「辞めたい」と感じているときは、長時間の勉強は続きません。
そういう状態のときほど、学習のハードルを下げることが重要です。
リハノメの動画は1本15〜30分程度のものが多く、
仕事が終わってへとへとな状態でも、「1本だけ見てみよう」と思いやすい。
大切なのは、見た後に「今日の患者さんのあの場面に繋がるかも」と思えること。
臨床と学びが繋がる感覚が出てくると、少しずつ「また見てみよう」という気持ちになっていきます。
この「小さな積み重ね」が、じわじわと自信になります。
「辞めたい」気持ちが強いときこそ、無理に長時間勉強するのではなく、
短くても「今日の臨床と繋げた学び」を続けることをおすすめします。
転職か、現職継続か。判断の軸
「辞めたい」気持ちが続いているとき、転職を考えること自体は悪いことではありません。
むしろ、自分のキャリアや働き方を真剣に考えているサインです。
ただ、判断するときに意識してほしい軸があります。
現職を続けた方がいいケース
- 「できない自分への不安」が主な理由の場合
- まだ1〜2年目で、経験の蓄積が始まっている段階
- 職場環境そのものには大きな問題がない
- 自信がつけば続けられると思える
転職を前向きに検討してもいいケース
- 人間関係・ハラスメントなど職場環境そのものが問題
- 業務量・労働条件が明らかに過重
- 自分の興味・強化したい分野と職場のミスマッチが大きい
- 改善の見込みがなく、心身への影響が出ている
転職を考えるときは、リハビリ職専門のエージェントに相談してみるのもひとつの方法です。
自分の状況を話すだけでも、整理されることがあります。
まとめ
「辞めたい」と感じることは、弱さではありません。
それだけ真剣に仕事に向き合っている証拠でもあります。
ただ、感情のまま動くより、「何が原因か」を少し整理してから動く方が、後悔しにくい。
- 「できない自分」の問題と「職場環境」の問題を切り分ける
- 自信不足が主な原因なら、まず学びで手応えを作る
- リハノメは「今の臨床と繋げながら学ぶ」のに使いやすい
- 職場環境が問題なら、転職を選択肢として考える
「辞めたい」と感じているなら、まず休んで、自分の状態を少し整理してみてください。
その上で、自信をつけていく方法のひとつとして、リハノメを試してみることも選択肢のひとつです。
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