入職・異動してすぐ辞めたいPTへ【転職前に整理すべき3つのこと】
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入職したばかり。
異動したばかり。
それなのに、もう辞めたい。
こんなふうに感じると、
「自分は甘いのかな」
「こんなに早く辞めたいなんてダメなのかな」
と、余計に落ち込んでしまうことがあります。
特に理学療法士として働いていると、患者さんへの責任感もありますし、職場の人間関係や業務にも早く慣れないといけない空気があります。
でも、最初に伝えておきたいのは、
入職・異動してすぐに辞めたいと感じること自体は、そこまで珍しいことではない
ということです。
新しい環境では、仕事内容だけでなく、人間関係、記録のルール、患者層、リハビリの進め方、先輩との距離感まで一気に変わります。
心と体が追いつかなくなるのは、むしろ自然です。
ただし、勢いだけで退職や転職を決めると、あとから
「もう少し整理してから動けばよかった」
と感じることもあります。
この記事では、入職・異動してすぐ辞めたいと感じたPTに向けて、転職を決める前に整理したいことを3つに分けて書いていきます。
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まず「辞めたい理由」を分解する
辞めたいと感じているときは、頭の中でいろいろな不満や不安が混ざっています。
たとえば、
「職場に馴染めない」
「先輩が怖い」
「業務量が多すぎる」
「患者さんへの対応に自信がない」
「前の部署の方がよかった」
「思っていた仕事と違った」
このような感情が重なると、まとめて
“もう辞めたい”
という言葉になりやすいです。
でも、ここで一度だけ立ち止まって考えたいのは、
本当に辞めたい理由は何なのか
ということです。
人間関係がつらいのか。
業務量がきついのか。
自分の知識や技術不足が不安なのか。
職場の方針が合わないのか。
生活リズムが崩れているのか。
理由によって、取るべき行動は変わります。
たとえば、知識不足や技術不足への不安が大きい場合は、少しずつ学び直すことで楽になる可能性があります。

一方で、明らかに人間関係が厳しい、相談できる人がいない、心身に不調が出ているという場合は、我慢だけで解決しようとしない方がいいです。
「辞めたい」と思ったときは、まず自分の中で理由を分ける。
これだけでも、少し冷静に次の行動を考えやすくなります。
入職・異動直後は「できない自分」が目立ちやすい
新しい職場や部署では、どうしても自分のできなさが目立ちます。
前の環境では普通にできていたことでも、異動先では勝手が違う。
記録の書き方も違う。
カンファレンスの雰囲気も違う。
患者さんの疾患層も違う。
先輩の指導スタイルも違う。
そうなると、毎日のように
「自分は向いていないのかも」
「ここではやっていけないかも」
と感じやすくなります。
でも、これは能力がないというより、
環境適応にエネルギーを使っている状態
です。
特に新人や若手PTの場合、患者さんの評価、治療、リスク管理、記録、報連相を同時にこなす必要があります。
そこに新しい人間関係まで加わると、疲れて当然です。
異動した中堅PTでも同じです。
経験年数があるぶん、周囲から
「これくらいできるよね」
という空気を感じやすくなります。
でも、部署が変われば求められる視点も変わります。
急性期、回復期、生活期、外来、訪問では、重視されるポイントも違います。
だからこそ、入職・異動してすぐの時期は、
自分の実力を判断するには早すぎる
ことがあります。
もちろん、我慢すればいいという話ではありません。
ただ、「今できない=この職場に向いていない」とすぐに結論づける必要はないと思います。
相談できる人がいるかを確認する
辞めたい気持ちが強くなる背景には、相談できる人がいないことも多いです。
困ったときに聞ける先輩がいない。
質問すると嫌な顔をされる。
指導者によって言うことが違う。
誰に相談していいかわからない。
こういう状態が続くと、仕事内容以上にメンタルが削られます。
PTの仕事は、患者さんと向き合う時間が長いぶん、ひとりで抱え込んでしまいやすいです。
でも、入職・異動直後ほど、相談先を持つことが大事です。
まずは直属の先輩や主任に、いきなり
「辞めたいです」
と伝えるのではなく、
「今の業務で優先して慣れるべきことを確認したいです」
「患者さんの進め方で不安があるので、少し相談したいです」
「異動後の流れにまだ慣れていないので、最低限押さえるところを教えてほしいです」
このように、具体的に相談してみるのも一つです。

それでも相談できる雰囲気がない。
質問しても責められる。
業務量や責任だけが増えていく。
この場合は、環境側の問題も考える必要があります。
自分だけが悪いと決めつけないことも大切です。
すぐ転職していいケースもある
ここまで読むと、
「結局、もう少し我慢した方がいいってこと?」
と思うかもしれません。
でも、そうではありません。
入職・異動してすぐでも、転職を考えていいケースはあります。
たとえば、
- 明らかに心身の不調が出ている
- 休日も仕事のことが頭から離れない
- 出勤前に強い吐き気や涙が出る
- 相談しても状況が変わらない
- 暴言や人格否定がある
- 極端な長時間労働が続いている
- 教育体制がほとんどなく、放置されている
このような場合は、
「もう少し頑張れば慣れるかも」
だけで片づけない方がいいです。
特に心身に症状が出ているなら、仕事より先に自分を守ることが優先です。
また、職場の価値観がどうしても合わない場合もあります。
たとえば、患者さんへの関わり方、チーム連携の考え方、リハビリの方針、残業や勉強会への考え方などです。
努力で埋まるギャップもありますが、どうしても合わないギャップもあります。
その場合は、転職という選択肢を持っておくこと自体は悪くありません。
ただし、転職を決める前に、求人を見ながら
「自分は何が嫌だったのか」
「次の職場では何を避けたいのか」
「どんな働き方なら続けられそうか」
を整理しておくことが大切です。
ここを曖昧にしたまま転職すると、次の職場でも同じ悩みを繰り返す可能性があります。
転職活動は「辞める決意」ではなく「選択肢を持つこと」
転職活動というと、すぐに退職するイメージがあるかもしれません。
でも実際には、求人を見るだけでも自分の状況を客観視できます。
今の職場の給与はどうなのか。
休みは多い方なのか。
教育体制は他と比べてどうなのか。
回復期以外の働き方はあるのか。
訪問、外来、老健、クリニックなど、自分に合いそうな領域はあるのか。
こうした情報を知るだけでも、少し気持ちが楽になることがあります。
「今の職場しかない」と思うと苦しくなります。
でも、「他にも選択肢はある」とわかるだけで、今の職場で踏ん張る余裕が出ることもあります。
大切なのは、転職を焦って決めることではなく、
自分の選択肢を増やしておくこと
です。
辞めたい気持ちが強いときほど、視野が狭くなります。
だからこそ、求人を見る、相談する、働き方を調べる。
こうした行動を少しずつしておくのは、決して逃げではありません。
PT・OT・STの転職は専門エージェントに相談を
転職を少しでも考えているなら、リハビリ職専門の転職サービスに相談してみるのも一つの選択肢です。レバウェルリハビリはPT・OT・ST専門のキャリアアドバイザーが無料でサポートしてくれます。求人紹介から面接対策・条件交渉まで対応してくれるので、一人で抱え込まず気軽に相談してみてください。
まとめ|辞めたい気持ちは否定しなくていい
入職・異動してすぐに辞めたいと感じると、自分を責めてしまいやすいです。
でも、その気持ちを無理に否定する必要はありません。
新しい環境では、慣れないことが多くて当然です。
できない自分ばかりが目立つ時期もあります。
人間関係や業務量に疲れて、逃げ出したくなることもあります。
まずは、辞めたい理由を分けて考える。
次に、相談できる人や改善できる余地があるか確認する。
それでも心身がつらいなら、転職という選択肢を持つ。
この順番で考えると、勢いだけで動くよりも後悔しにくくなります。
PTの仕事は、職場によって働きやすさがかなり変わります。
同じ理学療法士でも、急性期、回復期、生活期、訪問、外来、クリニックでは求められる役割も違います。
今の職場でうまくいかないからといって、PTに向いていないとは限りません。
辞めたいと思ったときは、まず自分を責めるより、
「自分は何に疲れているのか」
「どんな環境なら続けられそうか」
を整理してみてください。
そして必要なら、転職サービスや求人情報も使いながら、少しずつ選択肢を広げていきましょう。
辞めたい気持ちは、単なる甘えではなく、
働き方を見直すサイン
かもしれません。
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