忙しい日に限ってミスが増える理由とは?PTが実践している対処法
「今日は忙しいな…」
そう感じた日に限って、
ちょっとしたミスが続いてしまった経験はありませんか?
僕自身、理学療法士として働く中で
余裕がない日に限って、判断が雑になったり、抜けが出たり
ということを何度も経験してきました。
今回は、
なぜ忙しい日はミスが増えやすいのか
そして、
僕なりに意識するようになった対処法
についてまとめてみます。
なぜ忙しい日はミスが増えやすいのか
忙しい日って、
単純に「仕事量が多い」だけじゃないんですよね。
- 予定が詰まっている
- 予定外の対応が入る
- 頭の中が常に次のことでいっぱい
こういう状態が続くと、
目の前のことに集中しているつもりでも、実は集中できていない
ことが多いと感じています。
「急がなきゃ」という意識が強くなるほど、
確認作業が減り、
結果としてミスにつながりやすくなります。
僕がやってみて効果を感じた対処法①
「完璧にやろう」としない
以前の僕は、
忙しい日ほど
「いつも通りちゃんとやらなきゃ」
と思っていました。
でも実際は、
その意識が自分を追い込んでいた気がします。
今は、
- 今日は最低限でOK
- 80点取れたら十分
と、あらかじめハードルを下げるようにしています。
不思議なことに、
そのほうが結果的にミスが減りました。
対処法②
やることを頭の中に置かない
忙しい日は、
「あとでこれもやらなきゃ」
が頭の中にどんどん溜まっていきます。
そこで僕は、
小さなメモに“今やることだけ”書く
ようにしました。
- 次の患者
- 終わったらやる事務作業
これだけでも、
頭の中が少し軽くなります。
考えることを減らすだけで、
判断ミスはかなり減ると感じています。
対処法③
忙しい日は「一呼吸」を意識する
正直、
忙しい現場で「落ち着いて」なんて無理です。
なので僕は、
- 部屋に入る前
- 次の業務に移る前
一瞬だけ深呼吸する
ことを意識しています。
たったそれだけですが、
気持ちの切り替えには十分でした。
それでもミスが出る日はある
どんなに気をつけていても、
ミスがゼロになることはありません。
大事なのは、
「ミスをしない人」になることより、
「ミスが出やすい状況を知っている人」になること
だと思っています。
忙しい日は、
ミスが出やすい。
それを分かっているだけでも、
少し行動が変わります。
「ミスが出やすい自分」を客観的に知るという視点
PTとして8年間働いてきて、「ミスをなくそう」と思い続けてきました。
でも今は、考え方が少し変わりました。
「ミスをゼロにする」より、「ミスが出やすい条件を把握する」ほうが現実的で、長続きします。
例えば、僕の場合:
- 昼食後の午後1〜2時は判断が鈍りやすい
- 急な欠勤で担当が増えた日は確認漏れが起きやすい
- カンファ資料の締め切り直前は書類の抜けが増える
「この時間帯は特に注意する」「この状況になったらチェックリストを使う」という事前の対策を持てるようになると、ミスが減っていきました。
忙しい日でも「自分を守る」ための習慣
最後に、僕が実際に続けている「忙しい日の自分を守る習慣」を3つ紹介します。
- 朝のうちに「今日の不安要素」を1つ書き出す:頭の中に漠然と浮かんでいるものを言語化するだけで、対処しやすくなります。
- 「これだけは絶対に確認する」リストを持つ:全部を完璧にやろうとするより、「最重要確認事項だけは漏らさない」という絞り込みが効果的です。
- 終業時に「今日うまくいったこと」を1つ思い出す:ミスばかりに目が向くと消耗します。うまくいったことも意識的に拾うことで、翌日へのエネルギーを保てます。
どれも「完璧な対策」ではありません。
でも、少し気持ちが楽になるだけで、現場でのパフォーマンスは変わります。
まとめ
忙しい日にミスが増えるのは、
能力の問題ではありません。
- 余裕がなくなる
- 考えることが増える
- 確認が減る
ただそれだけです。
全部を完璧にやろうとせず、
一つでも
「これは試せそう」
と思えるものがあれば十分。
今日も現場、おつかれさまです。
「ミスが増えた自分」を責めないために
忙しい日に普段以上のミスが出ると、「自分はダメだ」と感じてしまうことがあります。
でもそれは、あなたの能力の問題ではありません。
人間の判断力や注意力には限界があります。
「忙しい日にミスが増える」のは、生物学的にも当然の反応です。
大切なのは「ミスをしない完璧な自分」を目指すことより、「ミスが出やすい状況を管理する」視点を持つことです。
自分を守ることは、患者さんを守ることにもつながります。
「今日はしんどかった」という日ほど、自分を労ってあげてください。
明日もまた、一緒に頑張りましょう。

